Method Not Found Trapezium レビュー(試作版) 序

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Trapezium レビュー(試作版) 序

Trapezium.jpg


3月3日、豊島区池袋 PM
山田電気となってしまったビルの前で私は依頼人を待っていた。汗ばむ程の陽気に対抗しMACKINTOSH のコートを脱いだ。
やがて花粉症対策のマスクをした細身の若者がやってきた。そう、彼こそDR.KSK・・・

ということで、先日当Blogに掲載したことで残り20台があったはずのTrapeziumが僅か1日半で売り切れご免と
なってしまった責任を取ることになりました。DR.KSKの当初予定では注文が埋まるまでには一ヶ月位掛かるだろうと
いう予想だったらしいのですが、良い意味でその予想は覆されたのです。
(私もTrapeziumを聴いて帰った後に予約をしたり・・・)

DR.KSKはこの春から新社会人となる若者です。副業禁止ということでこのTrapeziumも40台こっきりとなる筈でした。
この完成度を惜しみ、なんとか供給の継続ができないかという事になりましてTwitterやらメールやらで様々な
やり取りが行われまして現在はkei777 さんが引き継げるようにと整理が進んでいます(記事作成時の話)。

Trapezium について:
Trapezium はDR.KSKの手になるディスクリート形式のポータブルヘッドホンアンプです。
モジュール部分を交換することが可能という特徴を持っています。
Trapeziumは「とらぺじうむ」 と読み 不等辺四辺形。ただし、命名者の言を借りるならこれは天体関連とのお話。
 Dr.KSK曰くトラペジウムは4重星=4つの星が重なって1つの星のように見える星のことです。
 Trapeziumアンプは4種類のアンプがあるくせに全部同じアンプに見える、ということからこの名前が
 ぴったりだという話になっています。

4つのモジュールを持つことから命名されている様です(これは実は後付らしい!騙されたぁ)
が、現在は4つのうち、2つのモジュールがリリースされており残り2つは開発中となっています。
 アンプの名前は出来るだけシンプルにお願いしたい! 読みにくい、分かりにくい命名の商品は余り売れたことが
 ありませんので・・・きっと読み方悩んだ人が多いのではないかと想像してたり。

今回の試聴レポートは試作機をベースにして行いました。αモジュールは世界に2台しかないノイズ対策品ということで・・・
この試作機自体も電源部分が通常品とはやや異なるということなので予約・注文をされている方、
この辺は必ずしも手に届く物と同一ではない可能性があることを考慮に入れて頂きたいと思います。
注文時にはどのモジュールを搭載するのか指定して注文することになります。モジュール交換式ですので
αモジュールとβモジュールを注文して好みに応じて交換するという事も可能です。
Trapezium05.jpg
上の黄色いパーツが付いているのがβモジュール、下がαモジュール


Trapeziumの誤解を解く:
一部ではDR.KSKがER-4Sを常用していることから、TrapeziumはER-4Sに最適化されているという話が出ています。
DR.KSK曰く「確かにER-4Sは常用しているが、最適化というのは違います」という発言が出ていますので
ER-4S向けということは別段無いことを明記しておきたいと思います。

Trapeziumのスペック:
ケースサイズ 20×60×100(mm)  これがまたiPod とベストマッチング!写真を見ていただけるとお分かりに
なると思いますが厚みもその長さ・幅も素晴らしい感じにFitしてます。
Trapezium02.jpg

実はDR.KSKはウォークマンユーザーで、このサイズは別段iPodにFitすることを念頭に置いて居た訳では
なかったということです。ええ、たまたまなんですって。
HA-1等のハモンドケースよりも薄く、iPodと合わせた際の携帯性も上々です。

ゲイン:
2倍と5.7倍を本体内部にあるDIPスイッチで切り替え可能です。初期状態では2倍です。
充電時間:
2.5時間、これ意外と優秀ですね。
稼働時間:
αモジュール20時間、β H 9時間 β N 13時間 今回のβはちょっと仕様が異なり6時間
(β Hモデルは既に廃盤です)

電源はリチウムイオン電池2セル 単三電池に似てますが、違います(UltraFireが搭載されています)。
エネループなどは使えませんのでご注意下さい。この他ACアダプターが付属します。

試作機のボリューム摘みの外周にはゴムが付いています。これがまたどこかに触れると直ぐ回ってしまうので
ちょっと宜しくありません。電源スイッチも出来ればもう少し考えて欲しい部分です。本体の出来からすると
この電源スイッチだけが不釣合いに思えました。
使用している範囲において、ボリューム操作でのノイズはありませんでした。

試聴レポートについて:
音の感じ方は個々人で異なります。それぞれの今までに聴いてきた音がベースとなっています。
つまり、それは音の記憶です。
この為に私が書いた事を同じように体験することは難しいと思います。結局は自分で聴いて判断するしか有り
ませんのであくまでも参考程度と考えて下さい。
特に今回使用したのは試作機であり、コンデンサ容量と種別がこの後到着するモデルと異なったりしています。
電源部も弄られていたりと機体の差異も存在しています。バーンイン自体も余りされていない機体です。
αモジュールは世界に2個しか存在していない特別なバージョンだそうです。

試聴環境:
イヤホン:須山カスタム323
ヘッドホン:GRADO HF2 リケーブル機

ポップノイズ:
電源投入時に少しあります。プチっという程度です
ホワイトノイズ:
βは感じられません。αモデルでは曲を再生すれば気にならないレベルではありますがちょっと大きめです。

試聴順はαモジュールから聴いています。その後にβへとモジュール交換しています。

試聴曲:
POP:Beat It by Michael Jackson
Jazz:We Have The Blues, Mr. President by Giovanni Mirabassi
J-POP:リバーサイドホテル by 井上陽水

Trapezium で直ぐ分かるのは聴きやすさ。聴きやすいという感覚を言葉でどう伝えたら良いのかかなり悩みました。
聴き疲れしない、音圧がある訳じゃないのにしっかり聴ける。音圧はボリュームを上げても感じられません。
耳にすーっと入ってくる。カスタムイヤホンではこれが顕著に感じられました。負担が少ないです。
ボリューム位置は10時位でしょうか。
音場感は広めに思います。Picoの様に圧倒的に包まれる感じではありませんが、左右・奥行き共に広いです。
周辺で消え行く音の感じが素敵です。

圧倒的なクリア感がありながらも音の輪郭が明瞭です。分離感も良く、各楽器の鳴り方が明瞭に聴こえて、
その位置関係すら把握出来そうなレベルにあります。この為にジャズトリオの演奏はとても心地良く感じられます
(繊細な音も、心細くはなくしっかり聴こえます)。
ピアノの背後で静かになっている音等を聞き逃すことがありません。リバーサイドホテルでは序盤から徐々に
楽器が増えて行くのですが、その位置が目に浮かぶような感覚に囚われます。
井上陽水のアルバムは録音が良いので「背景が黒い」背景ノイズが少ない機種だととても気持ちが良いんです。
HA-1を初めて聴いたときもそうだったのですが、Trapezium 特にβモジュールはなんとも言えません。

こういう感覚をこのサイズで味わえる事に大きな驚きと喜びを感じます。据え置きの機種ではない訳で、
このサイズな訳ですから(そして25000円という価格も驚き)。
価格については、損得無しの大出血瀕死の重傷価格です。こんな価格で普通は出さないし、出せはしないです。

低音も不自然さが無くて必要にして十分、低音大好きな人を除けば満足される方が大半なのでは無いかと思います。
綺麗に聴かせてくれています。高音域の伸びがとても心地よいですね。
明瞭な感じは硬い物ではありません。柔らかいんだけれども、惚けていないのです。
モニター風と表現してしまうのは簡単ですが、オペアンプ機のモニター風とはまた異なると思います。
HA-1の2134搭載品(標準機)もその音はモニター風の綺麗目ですが、Trapezium αモジュール機とはかなり違って
います。特にヴォーカルの出方はオペアンプ機の方が前面に出ている様に思います。
ここはもう完全に好みですよね

Dockケーブルの性格が反映されやすい気がしてますが、他のTrapeziumユーザーどうでしょうか?
DS-AugptよりもJsDock キンバーの方がクリアというか高域のエッジが出てたりDockケーブルの組み合わせを
楽しむ事も出来そうです。

βに切り替えてみましょう。モジュール交換は背部のパネルをはずして、上側の板を抜いて行います。
本当は側面の板も開放した方が良いかと思いますけれども。
Trapezium03.jpg

そうですね、直ぐわかるのは先に書いてしまいましたが「背景が黒い」ホワイトノイズは全くありませんが、
そんな事よりも再生時に感じる密度の高さが魅力的です。

αよりも全体的に中・低域の濃さが魅力的。αは低域が出ていない訳ではなくてβの方が出ているという意味です。
本来の持ち味であるクリアな部分も残っていますが、どちらかというと濃い感じです。
しっとりとしている一方でしつこさがありません。ここら辺はNorah Jones等にも似合っている気がしますね。
ただ、ヴォーカルの質によってはβの評価分かれるのではないかと思います。声の細いヴォーカルはβのしっとり感に
負けそうに思います。
Michel Camilo & Tomatitoの様なシンプルだけれど力強いピアノとギターとの相性も良いですね、αとの差も
ハッキリ出ていて面白いです。
こちらもまた、Dockケーブルとの組み合わせで感じが変わりますので組み合わせの楽しみというか悩みが出そう。

恐らく、一般的にはβモジュールの方が人気が出るのではないかと思います。分かりやすい気持の良さがあります。
「聴いてて自然と楽しくなる」っというのでしょうか。私も正直な話、最初に聴いていたのはβです。
「おお」っと思いました。思わずニヤリとしていたんですが、私の癖で快適だったり面白かったりするとニヤリが
出ます(感じとしては修羅の門で陸奥がニッとするそれ)

試しに最初のカスタムシェルである UE 3stを使ってみたんですが・・・これがまた駄目過ぎ。
良いアンプの良さを実感する為にはやはり出口であるイヤホンやヘッドホンも重要です(当たり前過ぎますが)。

ヘッドホンは、GRADO HF2のリケーブルバージョンが何故か手元にありましてこれを使用してみました。
ゲインが2のままでは1時位まで回す感じですね。流石にここまで回すと録音に寄ってはノイズが気になる曲が
あったりします。
オープンタイプのせいか、イヤホンよりも抜け気味。ちょっと駆動力不足?? な気もしないでもないが、
もう少し聴きたい所だ

で、今回の試作品については時間切れでここまで・・・そして、19日の出張明けに予約していた正規版が到着
まて次号!

 #量産機の予約Websitは前記事に書かれておりますが、再度記載しておきます。

 DKAmpProject

テーマ : iPod
ジャンル : コンピュータ

tag : ipod ポータブルアンプ

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No title

名前の件は同感ですね。

量産機を正式注文して待つだけなのでこういうレビューは楽しみです。

No title

レビュー&オフ会お疲れさまでした。自分も同じ時期に予約すれば良かったと後悔しています。後、彼から頂いた30$アンプですが、中々味のある音を出してくれます個人的には、E5よりもましな感じがしました。

アンプのサイズ

そういえば、最近「DAC込みで胸ポケットに入るくらい」という絞りはやめちゃいました?
段々と大きくなっているような・・・w

名前はアルビレオのフルネームに比べたら、読みやすい。

Re: アンプのサイズ

生きてましたか?

サイズはもう、RSAとかで無理は言えないのだなと。トラペとかハモンドサイズが現実的なサイズかなと思ってます。

No title

本厚木辺りで鬼残業、鬼休出が続いていて P3cいじりも出遅れたので息を潜めてましたw

一般携帯だとTwitterもやりづらいしで。
トラペはスーツのポケットに入れると確実に服が歪むので、固めのカバンがデフォになり
一気にP3cやPMA辺りにエスカレートしてしそうな、、っていうかエスカレートしちゃえばいいのにとww
4月から暫く四谷勤務になりそうなんで、そのうちに色々出没したいと思ってます。


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