Method Not Found オーディオテクニカの製品を読み解く

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オーディオテクニカの製品を読み解く

最近は地球を守る戦いが忙しかったのですがそうこうしている間にオーディオテクニカからの製品発表が
あったようですね。
(Halo3 ODSTとかFallOut3のDLCとか・・・)

今回はオーディオテクニカから発表された2機種とその背景について考察してみたいと思います。


発表された機種は2つです。

Dockケーブルが一体化されている「AT-PHA30i」 価格12,600円
ステレオミニケーブルが一体化されている「AT-PHA10」価格6,300円

両機種共に今まで必要だったDockケーブルやミニケーブルがアンプと一体化されています。

本Blogでも過去Dockケーブルの入手が問題という意識を持ちその入手に関する記事を書いていますが
オーディオテクニカさんはアンプと一体化という解決法を選択された訳です。

アンプ本体との一体化によるメリットというと、これだけで使いはじめることが出来る。
他、Dockケーブルをどうしようとか悩む必要が無いことが挙げられるでしょう。

特にこの価格でケーブルが要らないというのは導入コストの引き下げ効果が大きいと思われます。
Dockケーブルが量販店に並びだしたのはつい最近であり、ヤフオクや一部のケーブル制作者を探して購入
というスタイルから一気に敷居が下がった訳です。

Dockケーブルが選択できないことに不満があるユーザー層もあると思いますが、そういう層は
本製品が対象としているユーザーではないと思われます。

デメリットとしてはケーブル部分の破損があっても本体預かり修理や返品交換になるというものです。
これは複数の機能を持っている製品なら全般的にある話しですから、故障の可能性とそのコストから
一体化による新規ユーザーの利便性を優先し、新規ユーザーを取り込むことを選択したのでしょう。

単体なら「お洒落」だったのに荷物が増えることで敬遠されることもありえます。
こうした配慮からなのか、今回の製品は両方ともに小さい製品となっています。
(RSAもPicoも小型薄型化してますし・・・)

コアユーザー層はそんなに大きなパイでもなく、そうしたユーザーは今更オーテク製品を買うとは思えません。
そういうユーザーは海外のもっと評価が高い製品を買うでしょう。
競争は激しいが数が出難く、収益に結びつき難い製品を今出す意味はありません。
小型で安価、手軽に音楽を楽しむiPodの周辺機器という立場を崩さない価格帯でコアではない層を押さえる方が数を
稼げるという判断もあるのでないでしょうか?
口うるさいコアユーザーより新規のユーザーへ向いた製品企画(量販店向け企画)なのでしょう。

#某音響会社営業氏によると「量販店の店頭にでポータブルが熱いと言われている」
#秋葉ヨドバシではガラスケース1つのコーナーではあるがポータブルヘッドホンアンプコーナーがあります。

「AT-PHA30i」のリモコン機能は何気なく世界初となっています。
普段もっと大きめのアンプを使っているとこういう発想は浮かびませんでしたが、着眼点は面白いですね。

iPodから電源を取る部分についてはiPodの動作時間を短くしてしまうし、その出力も小さいのではないかと
想像してしまいますが、アンプ自作者の方どうですか?

単4電池1本というのも正に同様でして・・・

S/N比という面でせすとmixiにも書いたのですがAT-PHA30iのS/N比 110dbというのは
picoの100dbを若干ですが上回っています。
実際にはそう悪くは無いのではないかなーと想像したりも・・・

AT-PHA10も95db以上とありますが、全高調波歪率の0.04%というのはpicoからみると
桁違いですね。picoは0.0009%です。

オーディオテクニカさんがユーザー数をどう想定されているのかは疑問が残ります。
一般的にはiPodやウォークマンへつなげることが出来るアンプは見向きもされないでしょう。
これをビジネスとして投資を回収するには、流行らせる必要があります。

「Google Insights」を使って「ポータブルヘッドホンアンプ」という検索語の調査をしたことがあります。
ポータブルヘッドホンアンプという単語自体は2006年9月まで出てきてすらいません。
1364833_1680906685.jpg

この2006年9月からの原因は下記の記事にあります。
ヘッドホンアンプもポータブル!「Emmeline SR-71」

この記事以降、検索が少し多くなりますがパタリと消え去ります。再び出てくるのは2007年の4月以降です。
本Blogもまさに2007年4月から開始です。
そして07年年末まではPicoをはじめとした複数の製品が登場し大いに賑わったのですが昨年はちょっと
新製品が少ない事から頻度もやや下がりますが、それでも前年同月を越えています。

地域別でいくと、東京・神奈川・大阪でしか検索頻度は高くない傾向も明らかになります。
まだまだ全国区で認知されている趣味でも製品でも無いのだという訳です。

#面白いのはポータブルヘッドホンアンプという言葉より前にDr.DACが存在していること
#但しその検索ピークは2005年末で終わっているが、2006年の記事で少し復活な動き
#imAmpはDr.DACを越えられていない様子など検索頻度の分析は面白い。
#Fiio E3よりはE5が多い事等
#RSAなどの製品は名称が航空機・兵器等の為に適切な評価が出来ないのが残念

そして09年。確実にその裾野は広がり始めています。
でも、まだいわゆる「キャズム越え」までは暫く掛かりそうに思います(越えられるのか?)。
圧倒的に一般店頭で入手できる製品が少ない上、まだまだメディアへの露出が足りません。
メディアに露出することがあってもキワモノ扱いではちょっと先行きが暗いですね。

アスキーではモバイルアンプなどという言葉で紹介している記事がありますが、変な言葉を
つくらないで欲しいなと思ったりします。
モバイルというと格好が良いとでも思っているのでしょうか。

iPodの音質が向上!? モバイルアンプ「FiiO・E5」

 こだわりのオーディオ世界で、この高機能・高品質な外付けのヘッドホンアンプに目を付けた企業が、中国広州にあるFiiOだ。同社の売れ筋のヘッドホンアンプに「E5」と呼ばれる製品がある。

 DAPは、どちらかといえば遊び心の少ない完成した世界だが、筆者は、このE5にDOS/V互換機の組み立てに近い怪しい雰囲気と楽しさを見付けてしまった。



この方には是非ともRSA製品とかPicoとかの外見もしっかりした製品を使ってみて欲しい物です。

ちょっとオーテク製品から離れましたが、大手からの製品登場は望ましい事ではあります。
でも、思っていたより売れなかったから直ぐ撤退ということになりませんようお願いします。
マーケットが小さいところへ敢えて挑むというリスクを取った訳で、この不況期に新規分野への進出の決断を評価したいです。

本来Fiioのプロダクトの様な小型製品こそ日本から出るべき製品なのですが、この10年余り音響関連業界は
その落ち込みが目立っています。この為いにイノベーションが発生しない状況が続いています。

他にも日本の音響専業メーカーが製品の企画をしています。こちらは本格派です。
出ると良いのですが・・・こっちはかなり心配だったりして。

テーマ : iPod
ジャンル : コンピュータ

tag : ポータブルヘッドホンアンプ ipod

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